函館市内にはいくつかのダムがあります。
亀田川を赤川方面へ遡り、「笹流ダム」をも越えた先に位置している「新中野ダム」。
このダムのすぐ前(下と言えば良いのでしょうかね?)にダム公園があります。
地元の方々ならばご存じだとは思うのですが、地元故に「いつでも行けると思って行ってない」などということが案外多いものです。
この公園に限って言えば、遊具などもなく「何があるのか分からない」というのも、二の足を踏む要因のひとつかもしれません。
そこで「この公園にはこんなものがあります」という投稿です。
敷地は市街地から奥に向かって順に第一駐車場、ダム公園、第二駐車場、新中野ダムと並びます。
「自然豊かな公園」であることが、基本的な特徴です。
起伏もあり、一週散策するとよい「散歩」になること請け合いです。
写真の通り場所によっては桜もあり「花見」にもうってつけですが、少し気温が低いので見頃は市街地より半月ほど後になります。
案内板にもあるとおり、最大の特徴が中を流れる小川にミニチュアのダムがあることです。
第一駐車場側から第二駐車場側へ向かう順に4つのミニチュアが並んでます。
●新中野ダム
すぐそこに実物があるのですが、こうして俯瞰で見られるのは良いかもしれません。
昭和 35(1955) 年に建設された中野ダムに対し、昭和 59(1984) 年にかさ上げして完成。
高さ 74.9m、貯水量 334 万立方 m の重力式コンクリートダム(ダムの種類に関しては Wikipedia などを)です。
●笹流ダム
新中野ダムの少し下流にあります。
日本に 6 基しか現存しない型式(バットレスダム)でり、日本で最初に建設されたバットレスダムでもあるので「ダム好き」も注目の 1 基。
大正 12(1923) 年に完成し、高さ 25.3m、貯水量 60万 7千 立方 m 。
●豊平峡ダム
石狩川水系豊平川の上流部に建設されたダム。
札幌の水源として昭和 47(1972) 年に作られたアーチ式コンクリートダムで、高さ 305m、貯水量 4710 万立方 m 。
川は「とよひら」だが、ダムは「ほうへい」と読む。
●大雪ダム
石狩川本川最上流部に建設されたダムであり、上川郡上川町層雲峡大学平地先にある。
ダムによってつくられた人造湖は大雪湖(たいせつこ)と呼ばれ、大雪山国立公園内に位置する。
昭和 50(1975) 年につくられた高さ 86.5m、6,600 万立方 m のダム。
どのミニチュアも実際に見てみると「へぇ~」とうなる出来で、思いの外感動してしまいます。
(こんな言い方マズイかもしれませんが…)
上記にも書きましたが、ダム全体を俯瞰で全体を見渡すなどは難しいことです。
それがここで出来るのですから、一見の価値はあるかと。